現在、自動記帳のソフトが多く登場しています。
弊所も、平成24年頃から、クラウド会計のソフトを利用された
お客様と顧問契約を結んでいます。
しかし、まだまだ自動記帳と言っても、
完成度が高くない様に感じてしまいます。(あくまでも私の経験上ですが)
今まで、ソフトがエラーとなり、仕訳がごっそり消えてしまったり、
又、一度チェック済の月分のデーターに、新たな不明な仕訳が加わり、再度、
チェックが必要になったとのトラブルを目の当たりにしてきました。実際にトラブルの多さから自動仕訳
から手入力へ変えたお客様もいらっしゃいます。
そのお客様は、その方が結果的に
時間やコストがかからないからとおっしゃっていました。
もう少し時代が進めば、クラウド会計は素晴らしい方法になると思います。
しかし、現状、クラウド会計の方が税理士側の時間や手間がかかってしまう
ケースが多々あります。その場合は、税理士への記帳代行報酬を
節約するつもりでクラウド会計にしたのに、結果的に、かえって高くなってしまうのです。
又、不明な仕訳が1つ自動入力された事により、後で多額の
納税やペナルティが生じてしまう事もあり得ます。それだけ仕訳入力というのは、
デリケートな作業なのです。
それでしたら、初めから、税理士の方で一から入力した方が、安くて正確
という場合も大いにあり得てしまうのです。
又、プロが一から入力した方が、色々な節税点に気づきやすいという事も多分に
ございます。
よってケースにもよりますが、弊所としては、今はまだクラウド会計を自信をもって
おすすめできないというのが現状となってしまいます。
副所長:山田 千比呂
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