こんにちは、山田税理士事務所の副所長・山田千比呂です。
「確定申告って青色と白色ってあるけど、どう違うの?」
「どっちにすれば得するの?」
そんな疑問をお持ちのフリーランス・副業中の方、多いのではないでしょうか?
今日は、「青色申告と白色申告、どっちを選べばいいのか」を、
これから確定申告を始める方向けに、やさしく解説していきます!
そもそも、青色申告と白色申告って何が違うの?
まず基本から。
どちらも「1年分の収入や経費をまとめて税金を計算・申告する方法」ですが、
青色申告は条件付きで“お得な優遇”がある制度、
白色申告は“カンタンだけど特典はなし”の制度です。
白色申告の特徴【かんたんだけど得はしにくい】
💡 白色申告のメリット
- 開業届を出せばすぐ始められる(届け出いらず)
- 記帳がカンタン(単式簿記でOK)
- 事業専従者控除が受けられる(あまり知られていない)
- 会計ソフトがなくても、なんとかできるレベル
⚠️ 白色申告のデメリット
- 特典がない!(控除がゼロ)
- 所得が増えてくると、節税効果がないことに気づく
- 青色申告に比べて、「ちゃんとやってる感」が出しにくい
青色申告の特徴【ちょっと大変だけどかなりお得!】
💡 青色申告のメリット
- 最大65万円の特別控除あり!(e-Tax + 複式簿記)
- 家族に払った給与も経費にできる(青色専従者給与)
- 赤字が出た年は、最大3年繰り越せる!(来年の黒字と相殺できる)
⚠️ 青色申告のデメリット
- 事前に「青色申告承認申請書」を提出しないとダメ(申請期限に注意)
- 複式簿記が必要
- ちょっと手間。でも慣れたらそんなに大変じゃない!
具体的にどれくらい差が出るの?
たとえば、所得が年間300万円ある場合(ざっくりと):
- 白色申告 → 控除なし。所得300万円まるまる課税対象。
- 青色申告 → 最大65万円引けるので、235万円が課税対象に!
税率にもよりますが、10万円以上の節税効果になることもあります。
で、フリーランスはどっちを選べばいいの?
結論から言うと…
👉 これから売上を伸ばしていきたい人は、絶対に青色申告がオススメ!
理由はシンプルで、
- 節税できる
- 赤字の繰り越しができる
- 事業としての信用度もアップする
実際、弊所のフリーランスのお客様のほとんどは青色申告を選んでいます。
まとめ:今からできる「かしこい選択」を
比較項目 | 白色申告 | 青色申告 |
---|---|---|
控除額 | なし | 最大65万円 |
記帳方法 | 単式簿記 | 複式簿記 |
赤字の繰越 | できない | できる(3年) |
家族の給料を経費に | できない | できる(専従者) |
手間 | 少なめ | やや多いが慣れればOK |
📝 最後に
あなたの事業が「趣味」から「本業」になっていく中で、
ちゃんとした申告をすることで、税金で損をしない+信頼も得られるようになります。
「青色申告にしたいけど、間に合うかな?」
「今からでも申請できるの?」
そんな疑問も、ぜひLINEやZoomでご相談ください!
山田税理士事務所は、フリーランスの“はじめての確定申告”を全力でサポートしています✨
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