〜節税とキャッシュフロー改善のカギ〜
こんにちは、山田税理士事務所 副所長の山田千比呂です。
不動産投資を始めると、家賃収入が安定して入る一方で「税金って結構高いな…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、日々の支出をきちんと経費にできるかどうかで、手元に残るお金は大きく変わります。
そこで今回は、不動産投資でよく使われる「経費」を一覧にして、わかりやすくご紹介します。
「これって経費になるの?」と迷ったときに参考になるはずです!
1|不動産投資の経費一覧
✅ 減価償却費
建物や設備は、一度に全額経費にできません。耐用年数に応じて少しずつ経費にする仕組みを「減価償却」といいます。
例:マンション(RC造)は47年、木造アパートは22年など。
✅ ローン利息
ローン返済のうち、利息部分は経費にできます(元本返済はNG)。投資家にとって大きな支出のひとつなので、見落とさず処理しましょう。
✅ 固定資産税・都市計画税
毎年かかる不動産の税金。土地と建物それぞれに課税されますが、もちろん経費として計上できます。
✅ 修繕費
入居者の退去後の原状回復や、壊れた設備の修理費用など。
ただし「グレードアップ工事」は資本的支出として減価償却になるため要注意です。
✅ 火災保険・地震保険料
不動産を守るために加入する保険料も経費対象。年払いした場合も、1年ごとに分割して計上します。
✅ 仲介手数料・広告費
入居者募集のための広告料や、不動産会社に支払う仲介手数料。これらも売上を得るために必要な経費です。
✅ 税理士報酬
確定申告を税理士に依頼した場合の報酬は、もちろん経費にできます。節税アドバイス込みなら投資効果大です。
✅ 交通費
現地確認や管理会社との打ち合わせのために使った交通費も経費に含められます。電車代・ガソリン代などもOKです。
✅ 通信費・事務費
投資関連の電話代、インターネット利用料、コピー代や文房具代なども忘れずに。
2|経費にならないものに注意!
一方で「経費っぽいけど実はNG」というものもあります。
- ローンの元本返済
- 自分や家族が住むためのリフォーム費用
- プライベートの光熱費や通信費(按分せず全額計上はNG)
- 飲食や交際費(不動産投資の規模によっては認められにくい)
👉 ポイントは「その支出が収益を得るために必要かどうか」。ここを基準に考えましょう。
3|経費管理のコツ
- 領収書・請求書を必ず保管する
- 事業用の銀行口座・クレジットカードを分ける
- 会計ソフトやExcelで月ごとに整理する
シンプルですが、これをやるだけで申告時の負担が大幅に減ります。
まとめ|経費を制する者はキャッシュフローを制する!
不動産投資家が計上できる主な経費は👇
- 減価償却費
- ローン利息
- 固定資産税
- 管理費・修繕費
- 保険料
- 広告費・仲介手数料
- 税理士報酬
- 交通費・通信費
正しく経費を計上すれば、税金を抑えられ、キャッシュフローにゆとりが生まれます。
副所長よりひとこと
「これは経費になる?ならない?」と迷うことはよくあります。
実際、同じ支出でも処理の仕方ひとつで税額が変わることも少なくありません。
山田税理士事務所では、不動産投資家の方に向けて、経費の整理・申告サポート・節税提案を代表税理士が直接行っています。
「経費の管理が不安…」という方は、ぜひお気軽にLINEやZoomでご相談ください。
投資を楽しみながら、税務面でもしっかり守っていきましょう!
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